3月1回目のY先生のお稽古に行ってきました。
三絃:花紅葉(最後まで)
この曲は、9月に京都で奉納演奏をされる生徒さんからのリクエストで、私も4月のレッスンに向けて練習することになりました。
『花紅葉』は、前歌、手事、後歌と続き、15分近くかかる大曲です。箏、三絃、尺八と合奏すると華やかで、以前から弾いてみたいと思っていた曲なので、とても嬉しいです。
宮城曲に慣れていない私にとって、歌も演奏も難しく、2週間前から少しずつ練習を始め、なんとか最後まで歌をつけて譜読みをしました。
歌声改善のため、今まで色々なボイトレを試してきましたが、今回は横隔膜を鍛えるために『吸気発声法』を取り入れて練習することにしました。『吸気発声法』とは、息を吸いながら発声するテクニックで、お腹に力を入れて高音を出す練習になります。
先生は、難しい歌を短期間で最後まで練習してきたことを褒めてくださいました😍が、課題もたくさんありました。
先生からのアドバイスは、
- 手首、肩の力を抜いて、丹田に力を入れること
- バチを『ストン』と落とすように弾くこと
- 歌うときは、上顎の力を抜いて、口の中を空洞にするイメージで歌うこと
- ツボ移動時、手首に力を入れず、指先だけ意識すること
- ウラ拍を意識し、ハジキ、スリは慌てずに行うこと など
帰宅後、先生からのアドバイスをまとめ、動画で自分の演奏を確認したところ、まだまだ改善点が多いことに気づきました。
(6分ほどの切り抜き動画で愛猫のラテ😺も映っています。二の糸を替えてすぐに弾いたため音程が安定していませんが、よろしければお聴きください。)
箏:宙~SORA ~(1箏最後まで)
先生から『音色が良くなった』『弾き方が変わったね』と褒めていただきました。前回のレッスンで指摘されたことを意識して練習した成果が出たようです。
やはり、先生からのアドバイスは三絃同様、『丹田を意識する』『体の中から音を出す』『手、手首だけで力を入れて弾かない』でした。
私は、大学の部活で箏を始め、卒業後も趣味として続けるつもりでした。しかし、最初はサークル感覚で先輩や後輩と楽しんでいたのが、社中が大きくなるにつれて、理想としていたものから少しずつ離れていくように感じました。今までの教室では、どうしてもお免状や高額な何かがついて回り、純粋に楽器を楽しむことが難しいと感じる面もありました。
私は、お免状よりも、演奏技術の向上や、仲間と合奏を楽しむことを大切にしたいと考えています。お免状がなくても上手な人はたくさんいるし、私のように中勾当という上級資格を持っていても、それが演奏の素晴らしさを保証するものではないと感じています。
Y先生は、お免状を強制することなく、それぞれのレベルに合わせて丁寧に指導してくださいます。生徒さんから希望がない限り、お免状を強制されることはありません。経歴に関係なく、一人ひとりのことをよく見てくださいます。先生のような考え方の先生に出会えて、本当に良かったと思っています。
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