楽譜収集と30年来の相棒

2025年1月25日土曜日

日常

 邦楽社が出版事業から撤退したことで、宮城道雄先生の三絃譜が当面入手困難となる中、私は少し前からフリマアプリで宮城譜を買い集めています。
長年お箏を演奏されていた方が手放される楽譜を中心に、20冊単位で譲っていただくことが何度かありました。

今回もまた素晴らしいご縁に恵まれ、ほとんど書き込みのない状態の良い楽譜を格安で22冊も譲っていただくことができました。
「八重衣」や「尾上の松」といった大曲が含まれており、大変嬉しく思っています。

大量に購入すると、どうしても既に所有している曲の楽譜が含まれてしまうことが多いのですが、今回は「ままの川」以外の楽譜は持っていなかったため、思わぬ収穫に大満足です。


しばらくは生徒さんからのリクエストがないため、次の課題曲を探していたところでした。ちょうど今回の楽譜の中に「虫の武蔵野」を見つけ、「これだ!」と早速練習することにしました。

実は2年前に、お箏仲間が演奏しているのを聴き、いつか自分でも弾いてみたいと思っていたのです。高ツボが難しいですが..楽しみです😊

自宅での練習用に長年使用していた三絃の皮が両面とも破れてしまい、金銭的な事情もあり、1年ほどそのままにしていました😓

その間は生徒さん用の三絃を使っていましたが、自分の手に馴染まず、演奏しづらいと感じていました。そこで、年末に思い切って修理に出したところ、昨日、新しく皮を張り替えて戻ってきました💖

その三味線は、私が大学を卒業してすぐに購入したもので、もう30年近くの付き合いになる大切な相棒です。
家でも練習したくて、カルチャーセンターで習い始めてすぐに購入しました。
演奏会にギリギリ出られるくらいの紅木三味線ということもあり、長年弾き込んでいるうちに手に馴染み、とても弾きやすいので気に入っています。
当時の給料の約2ヶ月分という、私にとっては大きな買い物でした。

当時習っていた宮城会の先生を通じて三絃と撥を購入したのですが、その次に別の流派の先生に師事した際、「この撥は大きい」と言われ、別の撥と交換することになりました。
私の撥がまだ先生のところにあるのか、どこにあるのか今となっては分かりません。交換してもらった撥は、七二サイズの少し小さめのもので25年ぐらい使っています。

大切な相棒が戻ってきたことで、これからの練習も一層捗りそうです。練習用の皮とはいえ、張り替えたばかりの新しい皮の音色は、やはり格別です😍

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箏三絃教室をしています。 うさぎ年生まれのうさぎ好き。 ねこの可愛さにもすっかり魅了されています! 大学時代から始めた箏は、30年以上続けている大切なもの。 伝統楽器の美しい音色に心癒やされる毎日です。 どうぞよろしくお願いします。

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