続けることの素晴らしさ、私の箏との出会い

2025年3月4日火曜日

教室だより

最近、お稽古歴8年以上の生徒さんが増えてきました。今日は、そんな生徒さんたちからよく言われること、そして私自身の箏との出会いについて書きたいと思います。


生徒さんの声 No.1:
なかなか弾けるようにならなくて...進むのが遅くてすみません💦

そんな風に思わないでください。ペースは人それぞれです。

以前はうまく弾けなかったフレーズが、今ではなめらかに弾けるようになったり、地歌を歌いながら弾けるようになったり、皆さん着実に一歩ずつ前進しています。

できるまでとことん付き合います!難しいフレーズも、歌い方のコツも、どんなことでも遠慮なく聞いてください。みなさんの成長をいつも嬉しく思っています。

私も、なかなか思うように指が動かなかったり、イメージ通りの演奏ができず試行錯誤する日々です。音色も硬くなりがちで、無意識に力んでしまうことも。地歌を歌う時も、なかなか高音がきれいに出せず苦労しています(笑)

常に壁にぶつかり、心が折れそうになることもありますが、いつかできるようになると信じて練習を続けています。

生徒さんの声 No.2:
まさか飽き性の私がこんなに続くなんて、自分でも信じられません。

この教室が心地よい場所だったのだと思います。そして、何より生徒さんご自身の努力があったからです。ぜひ誇りに思ってくださいね😃

お稽古を続けることは、決して簡単なことではありません。ライフステージの変化、家庭の事情、経済状況、体調不良など、様々な理由でお稽古を続けることが難しくなることがあります。

また、上達が思うように進まなかったり、他のことに興味が移ったりして、モチベーションを維持できず、お稽古の優先順位が下がってしまうこともあるでしょう。 
今までにそのような事情で教室を離れる生徒さんの姿を見送ってきました。

何年もお稽古を続けられることは、本当に素晴らしいことです。続けることで得られる喜びや達成感は、何物にも代えがたいものです。これからも、生徒さん一人ひとりの成長を全力でサポートしていきます!

私の箏との出会い


中3の冬。地元の私立高校に願書を提出に行った時のことです。学校の方が「見学していきませんか?」と校舎を案内してくれたのですが、早く帰りたくて、正直なところ上の空でした。

しかし、い草の香りがする美しい和室に足を踏み入れた瞬間、目が覚めたのです。ずらりと並んだ箏に、一瞬で心を奪われてしまいました。

入学した高校には箏曲部がなかったので、大学で必ず箏をやる!と心に決め、赤本で志望校に箏の部活があるか確認しました。当時はパソコンもスマホもインターネットもない時代。情報が乏しく、箏をやるには部活に入るしかないと思っていたのです。

関学の邦楽クラブに入部して始まった私の箏人生。色々ありましたが、何十年と続けることができました。周りの支えのおかげです。熱しやすく冷めやすい性格なので、私もこんなに長く続けられるとは思ってもいませんでした。

色々な方との出会い、演奏技術など、これまでに得たものは私にとってかけがえのない財産です。これからも、生徒さんや箏仲間と一緒に音楽を楽しみ、共に成長していけることを楽しみにしています!

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自己紹介

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箏三絃教室をしています。 うさぎ年生まれのうさぎ好き。 ねこの可愛さにもすっかり魅了されています! 大学時代から始めた箏は、30年以上続けている大切なもの。 伝統楽器の美しい音色に心癒やされる毎日です。 どうぞよろしくお願いします。

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